「知多半島をめぐる(GO AROUND THE PEN.)」をテーマに、2023年夏(5~7月)から2023年秋(8~10月)にかけて撮影した写真の中から、40点を公開します。写真に付随する番号は「知多半島をめぐる」シリーズの通し番号、キャプションは、写真のひと言説明です。
<ノート/2023年の夏から2023年の秋>
夏になると、花から生きものへと緩やかに視点が移っていく。この時期の生きもの達は、みな生命力に溢れている。雑木林を歩けば、こちらの気配を察して、素早く身を隠す。物おじせず威嚇してくる昆虫もいる。みな、次世代に命をつなぐため、必死で生きている。秋になり、穏やかな涼風のなか、田んぼや雑木林を歩く。暑さが和らぐと、体は軽くなり、歩調もゆったりとなる。にぎやかだった野の様子は、さまざまな収穫が終わった人の営みとともに静かになり、冬の雰囲気が漂い始める。